クリーンルームやクリーンブースで重要となるクラス(清浄度)とは

クリーンルームとは、空気が清浄であるように管理された部屋のことをいいます。
浮遊する塵埃や微生物を、あるレベル以下にするような処置を施され、また、その中で供給される水や薬品、材料などにおいても、一定の清浄さが確保されなくてはなりません。
そして、場合によっては、温度や湿度、圧力のコントロールもなされなくてはならないのです。
このクリーンルームにおいて重要となるのは、清浄度と呼ばれるものです。
部屋の中が、どれくらい綺麗に保たれているかを指し示し、数字が低いほど、清浄度が高いことを意味します。
とくに徹底した清浄度が重要となる半導体工場では、最高品質のクラス1が要求されるのです。
しかし、このクラスが高くなればなるほど、設備や維持にかかるコストも高くなります。
そのため、必要に応じたクラスのものを導入する必要があるのです。
たとえば精密工場ではクラス100、手術室ではクラス1000が目安とされています。
クリーンルームこそ、社会を支えてくれる部屋といえるのです。

クリーンルームやクリーンブースはどのようなもの?クラス(清浄度)は何に影響する?

クリーンルームの層流 クリーンルームとは、主に半導体や医療品の小さなごみや細菌を問題にする製造現場に用いられる部屋全体の設備のことを言います。
決まったところで空気を取り込み、フィルターを通して内部に入り、上から吹き付けて下へ抜けていきます。
この空気の流れをダウンフローと言い、部屋は外部より圧力を高くしておくことで決まったところ以外からは空気が入らないようにしています。
これにより空気中の微細なごみや細菌を留めないようにしています。
これを小型化して作業スペース程度の空間のものをクリーンブースと言います。
クリーンルームでもクリーンブースでも、仕様にはクラスがあります。
クラス100とかクラス1000という言い方をして値が小さいほど清浄度がよく、きれいな空間ということになります。
清浄度がよいほど空気中のごみや細菌の影響を受けにくくなりますので、不良品の発生率を抑えたり、品質の悪化を抑えたりという効果は大きいですが、その分、設置時と維持管理に大きなコストがかかります。
そのため、生産するものに合わせて、影響がでるゴミや細菌を考えてクラスを選定する必要があります。

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2022/4/21 更新

『クリーンルーム 影響』
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